運動前のストレッチについて
よく患者様に「ストレッチしてくださいね」と申し上げることが多いのですが、
「ストレッチ」というといわゆるしっかりゆっくりと筋肉を伸ばすストレッチを思い浮かべます。
「ストレッチ」というと静的ストレッチ(スタティックストレッチ)と動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)の2種類に分かれております。
ダイナミックストレッチは一番わかりやすい例でいうとよくサッカー選手がゆっくり走りながら腿を高くあげたりしているあれです。
運動前にはこういったダイナミックストレッチをするのがパフォーマンスを上げるためには良いという結果が出ています。
静的ストレッチは筋肉を大きく引き伸ばすため、直後に筋肉が弛緩してしまい力が入りづらい状態になってしまいます。
運動前の静的ストレッチからダイナミックストレッチに変えて運動時の怪我が減少するといったデータもあるようです。
バレエの場合、よく直前に静的ストレッチをするのが当然になっていますし、何となくストレッチをしないと不安になるのですが、ストレッチの方法を変えてバーオーソルやバーアスティエ
、ジャイロキネシスなど動的なストレッチ要素のあるものを運動前に行った方が良いのかもしれません。
マッサージとかも同じで直前に15分以上のマッサージを受けると力が入りづらくなりパフォーマンスの低下を招きかねません。個人差はありますが気を付けた方が良いでしょう。
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