やる気が出ない時

寒さ暑さも彼岸までと言って、彼岸が過ぎて少しずつ春めいてきております。
自然界のすべてのものがのびやかに成長し、新陳代謝が活発になる季節です。人間の身体も同様に新陳代謝が活発になり、冬に溜まった老廃物を発散していきます。少し汗をかきやすくなったり、気持ちが浮き立ったりします。
こうした身体の活動と深い関わりがあるのは五臓でいう「肝」です。東洋医学でいう肝は、西洋医学でいう肝臓の働きだけでなく、自律神経系や新陳代謝の機能を担い、全身の「気(エネルギー)」の流れをコントロールし、精神を安定させたり、内臓の働きをスムーズに保ったりする役割をしています。また、肝は血を貯蔵し、必要に応じて供給するという血の調節機能も担っています。ストレスが溜まると肝の機能が低下し、消化器系の不調や疲労感、イライラ、憂鬱といったさまざまな不調が現れるようになります。
春はやる気も出やすい時期でもありますが、同時に肝の働きがうまくいかないとやる気も失われてしまうのです。
今回はやる気が出ない時に食べた方が良い食品と対処法について書きたいと思います。

やる気が出ない時に食べたい栄養素7つ

①BCAA
肉体疲労が強くてやる気がでない
BCAAを多く含む食品:マグロ、カツオ、鶏胸肉

②亜鉛
ストレスが多くて疲れてやる気がでない
亜鉛を多く含む食品:牡蠣、レバー

③フォスファチルセリン
ストレスが多く記憶力や集中力が低下している状態
フォスファチルセリンを多く含む食品:大豆、鯖、鶏ハツ

④イノシトール
不安が強く慢性的な疲労がある
イノシトールを多く含む食品:果物(オレンジ、グレープフルーツなど)グリンピース

⑤アスパラギン酸
限界まで追い込まれて疲労困憊な状態
アスパラギン酸を多く含む食品:大豆、カツオ、ゼラチン、チーズ

⑥スルフォラファン
憂鬱で面倒、億劫な気分のやる気のなさ
スルフォラファンを多く含む食品:ブロッコリースプラウト(ブロッコリーもやし)

⑦チロシン
ぼーっとして眠い、だるくてやる気がでない
チロシンを多く含む食品:鰹節、グルテン、大豆、チーズ

ざっと挙げてみますと良質なたんぱく質をしっかり摂るというのが良いようですね。

自分でできるケア2つ
①肝臓を温める
肝臓は四季を問わず温めて欲しい臓器です。温める方法は色々ありますが一番のおすすめはひまし油湿布。ちょっと難しすぎるわという方は薬局で売られているレンジで温めるタイプの湯たんぽを30分肝臓のあたり(右のわき腹、胸の下の肋骨がある場所)に当てます。30分でいいので寝る前にやってみて下さい。

②アドレナリンを出す
本当は筋トレなどや激しいスポーツをするとアドレナリンが出てやる気やモチベーションを上げてくれるのですが、筋トレやスポーツをやろうというところまで自分を持って行くのが難しいですよね。一度はずみがつけば続いたりすることもあるのでトレーニングスタジオとかで体験レッスンがあれば参加してみるのもよいと思います。
筋トレが無理なら全力疾走する。普段運動していないと多分10秒もできないと思いますが、10秒でも全力疾走するだけでも効果はあります。
それが難しい方はカラオケで大声を出して歌う。あっついシャワーを浴びる(血圧に注意!)
それでも難しい方はやる気の出る音楽、おすすめはなんと言ってもロッキーのテーマでしょう。色々試してみて下さい。

人の手を借りる
当院では肝気を養うツボにお灸をしたり、お腹を温めながらマッサージを受けたりする事ができます。全身に溜まった疲労を流してあげて「肝」が正常に機能することでやる気を復活させましょう。

よつばの森
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