筋膜リリースについて
「筋膜リリース」という言葉が世間一般に知れ渡るようになりましたが
この業界内では筋膜リリースと呼ばれるものの概念についてはかなり古くから認識されております。
解剖学的にDrが詳しく紹介されてメディアで取り上げられたため認知度が上がりました。
わかりやすい例で説明しますと。
鶏肉の皮を剥ぐ時に筋肉と皮の間に薄い膜状のものがありますよね。あれです。
あの薄い膜状の皮でできた全身タイツ(もじもじくんのような…って古い笑?)を着ていると想像してください。
筋膜は全身繋がりがあるので、
例えば右足のふくらはぎのタイツを引っ張ると左肩のタイツまで引っ張られてタイツのテンションがかかりますよね。
そんなような現象が身体の中で起きるのです。
では「タイツを引っ張る」という状態は実際の身体ではどのような状況かというと、打撲や怪我、オーバーユースなどの原因で筋膜が炎症を起こして「癒着」してしまった状態になります。
そしてその癒着がその周囲や離れた別の場所の動きを妨げて痛みなどの原因になったりします。
筋膜の癒着を剥がす方法はいくつかあります。
現在病院では筋肉と癒着した筋膜の部分にエコー(超音波)検査をしながら生理食塩水を注射する方法をとるところもできております。
整形外科分野では理学療法士や接骨院などの治療院では「グラストン」という道具を使って行われているところもあります。
中国での「かっさ」でも似たような手技が使われております。
マッサージの手技の中にも【分筋法】というのがあり、鍼の手技にも癒着を剥がせるものがあります。
グラストン、マッサージ、鍼は癒着部位を剥がす時一旦組織に刺激を与えるため痛みがあります。
内出血になったり打撲のような痛みが出ることもありますが心配はいりません。リリースの後しっかり動かすことで再癒着を防ぎます。
マッサージをよく受けられる方はわかると思いますがマッサージの名手はこの癒着部分を探しだすのが得意で、リリース方法も上手。
マッサージが飛び上がるほど痛いところがあったけど、受けているうちに痛みが消えて楽になったという経験がございませんか?
これがいわゆる筋膜リリースなのです。
当院では経験豊富な院長があなたの癒着をくまなく見つけ出し、リリースいたします!
もちろん癒着を見つけた時はちゃんとお伺いたてて施術を行います(*^^*)